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ホーム > 作物別情報 > 水稲 > 米づくりQ&A > たい肥は化学肥料より、肥料としての効果はあるのですか?

掲載日: 2022年2月16日

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質問

たい肥は化学肥料より、肥料としての効果はあるのですか?

答え

たい肥など有機物(動物や植物のチッソ成分をふくむもの)の効果は、

  1. 養分を作物に与える
  2. 土の性質を改良して、作物の生長を良くする

の2つがあります。

たい肥は、化学肥料に比べて養分を与えるスピードがおそいのですが、土の中にのこりやすい性質があります。

たい肥の中の養分はだんだんと分解されて、作物に利用されます。とくに、生育が進んできたころに、たい肥などから出る養分の効果が大きくなります。

肥料としての効果が大きい順にみると

  1. ニワトリのフン
  2. たい肥
  3. 牛フン・豚フン
  4. バークたい肥(バークとは厚い木の皮を適当な大きさに切ったもの。バーク堆肥はバークを発酵(はっこう)させたものです)

となるのですが、有機物の中の、肥料として効果のある成分の量は少ないので、化学肥料と同じにしようとすると、たい肥などはたくさん必要になります。

たい肥については、質問集の

[質問]「たい肥」ってなんですか? 「化学肥料」と、どこがちがうのですか?

も見てください。