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農業一口メモ

2022年5月20日 水稲の除草剤散布について

田植え作業が終わった圃場から、順次、除草剤が散布されていますが、雑草が枯れずに残ってしまう水田が見られます。
除草効果を高めるためには、水田の均平や漏水が無いように畦畔や水尻をしっかり整備して水持ちを良くすることが重要です。水が抜けやすい圃場は、除草剤散布後の水深を適切に保つため、畦畔にビニールを張ったり、漏水個所を補修します。また、散布時期が遅れて雑草が大きくなると除草効果が低下するので、薬剤の使用時期を確認して正しく使用し、効果的に雑草防除を行うことが重要です。
一方、除草剤をきちんと散布したにもかかわらず、イヌホタルイ、アメリカアゼナやオモダカなどの特定の雑草だけが枯れずに残ってしまう場合は、除草剤に対して抵抗性を持つ雑草の可能性があります。そのような場合には、残草した抵抗性雑草に効果のある除草剤を追加で散布する必要があります。また、来年の除草剤を効果のある剤に切り替えましょう。抵抗性雑草が発生していない圃場でも、今後の発生を防ぐため、同じ成分を含む除草剤を連続して使用しないようにしましょう。

2022年5月19日 さくらんぼの雨よけビニール被覆について

間もなく、さくらんぼ雨よけ施設のビニール被覆時期になります。被覆の前に、ハウス部材やマイカ線の点検を行いましょう。
まずは、ハウスパイプやクランプなどを点検し、腐食が進んでいる場合は、交換しましょう。特に、柱の地際部は腐食が進みやすいため、よく確認しましょう。
次に、マイカ線の交換を行います。古いマイカ線は被覆期間中の強風に耐えられないだけでなく、被覆作業中に切れることが多く、転落事故の原因にもなります。マイカ線は、ハウスパイプとの接触部などが劣化しやすいため、一本ずつ接触部を点検し、ほつれなどがみられる場合は交換しましょう。
雨よけビニールの被覆や除去作業時の転落事故が毎年発生しています。雨よけハウスの妻面などには、足場を設置して、作業がしやすいようにしましょう。また、疲れている時は作業を行わないことや、濡れた靴ではハウスに登らないなど、基本的なことを守るほか、命綱やヘルメットを着用するなど、安全作業に万全を期しましょう。

2022年5月18日 トルコぎきょうの育苗管理

秋に出荷する県産トルコぎきょうは、草姿のバランスが良く、ボリューム感もあるため、全国的に高い評価を得ています。高品質なトルコぎきょうを生産するには、健全な苗作りが重要となります。今回は、育苗管理のポイントをお伝えします。
これからの育苗で、特に問題となるのは、苗のロゼット化です。ロゼットとは、葉が放射状に重なり茎が伸びてこない状態のことで、苗が小さいうちに高温に遭遇することで発生しやすくなります。
そのため、ハウスに遮熱資材を被覆したり、ハウスの側面を開放したりして、できるだけ涼しい温度になるように管理し、苗のロゼット化を未然に防ぎます。
次に、水管理のポイントです。灌水をミスト装置で行う場合は、タイマー等を使用して、一日に四~八回程度を目安に行います。底面給水をする場合は、発芽が揃うまでは、土の表面が乾かないように管理します。本葉が出始める時期から定植までは、目の細かい散水器具で、毎日灌水しましょう。

2022年5月17日 さくらんぼ労働力確保の取組みについて

果樹王国山形を代表するさくらんぼは、六月中旬から本格的な収穫シーズンを迎えます。収穫には、多くの人手を必要としますが、コロナ禍の影響もあり、年々、労働力の確保が難しくなってきています。
そこで県では、オール山形体制で、さくらんぼの労働力確保に向けた様々な取組みを進めています。
その一環として、スマートフォンのアプリ活用による農業アルバイトのマッチングを進めています。アルバイトをしたい方は、一日農業アプリ「デイワーク」をダウンロードすると、条件にあった働き先を、一日単位で見つけることができます。生産者の方は、「デイワーク」の会員登録と求人募集をすることにより、必要な時に、簡単に働き手の求人を行うことができます。
また、さくらんぼ作業初心者の方を対象に、県ホームページ「さくらんぼ労働力確保プロジェクト」で、安全な作業方法などを解説した動画を掲載しています。
さくらんぼの収穫作業に興味のある方、少しでも人手が欲しい生産者の皆さん、是非、アプリ「デイワーク」を活用してみませんか。

2022年5月16日 農作業を安全に!

春の農作業が本格化しています。例年、四月から五月にかけて農作業事故が多く発生しており、なかでもトラクターなどの大型農業機械を使用した作業中の、死亡事故や大けがを負うような痛ましい重大事故が多く発生しています。
トラクター作業中の事故を防止するためには、ヘルメットやシートベルトの装着を徹底し、安全キャビンや安全フレームの確実な装着、ブレーキの連結ロックの確認も重要です。
また、疲労やあせりが重大事故につながります。農作業を行う際には、無理のない計画を立て、適切な服装、複数人での作業や声掛け、体調の管理といった基本的なことを改めて確認しましょう。
今年も、県では農作業安全運動を実施しています。お互いに「気をつけて!」の声かけを行い、家族や地域ぐるみで農作業事故を防止しましょう。

2022年4月1日 果樹の防霜対策

果樹は、春先に芽が動き出し始めると、除々に低温に弱くなるため、降霜被害のリスクが高くなります。昨年は、4月中下旬の数回に渡る強い降霜で、さくらんぼやりんごをはじめ、様々な樹種で甚大な被害を受けました。
今年は、3月の気温が平年並から高くなっています。今後も気温が高く推移すると、昨年のように生育が急激に進みますので、凍霜害対策の実施が遅れないように注意しましょう。
果樹は、雌しべの伸びとともに低温に弱くなり、さくらんぼでは、発芽10日後頃から開花期までが霜害に遭いやすい期間となります。発芽10日後頃では、マイナス3℃程度の低温で大きな被害を受けますが、開花直前になると、マイナス1℃でも被害が発生するようになります。特に、樹勢が弱い樹では、より早い時期や短時間の低温でも被害が発生する場合があるので注意してください。
新たにまとめた果樹凍霜害対策マニュアルを活用し、農作業事故に十分注意しながら、しっかり防霜対策を実施しましょう。