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さくらんぼの結実は、開花期の天候に大きく影響されます。結実対策をしっかり行い、着果量を確保しましょう。
低温や強風など天候が悪い場合は、マメコバチやミツバチの活動が鈍くなります。毛ばたきによる人工受粉は、少なくとも五分咲きと満開期の2回、必ず実施します。
また、結実が安定しない園地、早期落葉や凍霜害などの影響で、雌しべの枯死が多い園地では、さらに回数を多くし、丁寧に受粉します。満開を過ぎても、枝の下側等には開花の遅い花が多く残っています。枝の下側も丁寧に受粉し、しっかり結実させましょう。
さらに、開花期に乾燥が続く場合は、灌水を行い、湿度を保ちます。実止まりを確保し、果実肥大を促進するためには、開花後にも十分な土壌水分が必要ですので、乾燥が続く場合は積極的に灌水を行いましょう。
さくらんぼは、令和6年、7年と2年連続の不作となりました。結実対策を徹底し、しっかりと果実を成らせて、全国の消費者のみなさんに、山形のおいしいさくらんぼをお届けしましょう。
水稲の育苗期間中は、例年天気の変化が大きいため、きめ細かな管理が重要になります。
苗箱にかけるポリマルチなどの被覆資材は、出芽したら取り除き、芽の伸び過ぎに注意します。無加温育苗では、気温が低いと出芽の遅れや不揃いになりやすいため、被覆資材を取り除く時期を遅らせたり、ハウス周縁部の生育が劣る苗箱を中央部に移動して入れ換えるなど、状況に応じたきめ細かな管理で出芽を揃えます。
緑化期以降は、遮光資材を適期に外し、温度の急激な上昇で苗が徒長しないよう、ハウスの戸口や裾を開けて、徐々に外気に慣らします。
プール育苗の場合は、1.5葉期頃から入水するとともに、苗が徒長しないよう、ハウス内の気温は慣行育苗より低めに管理します。
苗の良否が稲の初期生育量に大きく影響し、さらに生育後半まで影響を及ぼします。適切な灌水とこまめな温度管理で、充実度の高い健苗を育成し、気候変動に負けない稲作をスタートさせましょう。
「ももせん孔細菌病」は耕種的防除と薬剤防除を組み合わせて対策を徹底することが重要です。薬剤防除に加え耕種的な対策を行い、せん孔細菌病の被害を防ぎましょう。
せん孔細菌病の病原は細菌で、雨等の水分で移動し、葉裏の気孔や傷口から侵入して、葉や果実、枝に感染・発病します。風当たりの強い園地では、風雨で葉や果実、枝に傷が生じやすいため、発病が多くなる傾向が見られます。例年発生する園地では、防風ネットを設置して風当たりを弱くすることが重要です。
また、せん孔細菌病は、前年に感染した枝が開花期頃から発病し、葉に感染することで拡大します。このため、発病した枝を切り取って伝染源を減らすことがとても重要です。この春型枝病斑は例年4月下旬から7月上旬頃まで発生するので、見つけ次第、枝の元から切り取り、園地外に持ち出して適切に処分します。枝葉が繁茂すると枝の病斑が見つけにくくなるため、早い時期から園地をよく見回り、伝染源の除去を徹底しましょう。
さくらんぼの結実を安定させるためには、ミツバチ・マメコバチといった訪花昆虫による活動が重要です。今回は、花粉交配用のミツバチをしっかり活動させるためのポイントについて、紹介します。
ミツバチの巣箱は、直射日光が当たらず温度変化が少ない場所に設置します。設置の際には、巣箱の出入り口を南または東に向け、ミツバチが活動しやすいようにします。巣箱を置く際には、箱を水平にするか、後方をやや上げておくようにしましょう。
また、ミツバチは湿気を嫌うため、巣箱を地面に直接置かず、コンテナなどの上に置きます。風当たりが強い園地では、防風ネットを設置しますが、ハウス全面を覆うとミツバチの活動を阻害するため、風上側のみに設置しましょう。
近年、さくらんぼは開花期の気候変動の影響で果実が結実しにくくなっています。今年は、マメコバチの数が全県的に少ないため、ミツバチを上手に活用するとともに、人工受粉などの結実対策を一つでも多く実施し、さくらんぼを絶対成らせましょう。
さくらんぼの開花期は、灰星病やハマキムシ類等の病害虫の防除時期です。一方で、開花期は結実確保のための重要な時期で、マメコバチやミツバチが広く利用されています。これらの訪花昆虫が活発に活動できるよう、開花期の農薬使用には、十分注意を払う必要があります。
訪花昆虫を保護するため、開花一週間前から巣箱を撤去するまでは、殺虫剤と除草剤を散布しないようにします。
また、開花期に灰星病等の防除を行う場合は、蜂の活動する時間帯を避け、蜂に直接農薬がかかることがないようにするとともに、巣箱にも薬液がかからないよう、散布前に巣箱をシートで覆う等、事前の対策を実施します。なお、ミツバチを利用する場合は、事前に養蜂家に散布日時や薬剤の種類等の防除計画を連絡するとともに、近隣のミツバチの設置状況を確認しましょう。
以上の点に十分注意して、開花期の病害虫防除を行いましょう。