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農業一口メモ

2025年5月13日 「さくらんぼメモリアルフェスタ」の開催

 今年は山形県にさくらんぼや西洋なしの苗木が導入されてから150周年の節目の年、「やまがたフルーツ150周年」です。この記念すべき年を県全体で盛り上げるため、県では、「いちずに、かじつ。」をキャッチコピーに、県産フルーツのプロモーションを強化しています。
 「山形さくらんぼの日」の6月6日(金)と翌7日(土)には、やまがたフルーツ150周年とさくらんぼシーズンのスタートを祝うイベントとして、「さくらんぼメモリアルフェスタ」を、山形市の文翔館で開催します。当日は、記念式典のほか、フルーツを使ったスイーツやドリンクなどの販売、高校生によるパフォーマンスステージ、「流しさくらんぼ」など、楽しい企画が盛りだくさんです。ぜひ、お越しください。
 その他、民間企業や市町村と一緒に「やまがたフルーツ150周年」をピーアールするタイアップ企画の募集や8月9日から10日にはフルーツの魅力満載の博覧会(フルーツEXPO(エキスポ))を開催します。取組みの詳細は公式ポータルサイトに掲載していますので「やまがたフルーツ150周年」で検索してご覧ください。

2025年5月12日 家庭菜園での植え付け時のポイント

 おいしい野菜づくりには、旺盛な根張りと健全な生育の確保が必要です。今日は、家庭菜園での「苗の植え付け時のポイント」を紹介します。
 野菜の生育は、気温や土の温度、日照の影響を強く受けるので、適期に植え付けることが大切です。高い温度を好むピーマンやトマト、きゅうりなどの夏野菜は、植え付けの時期が早いと、地温が低すぎて生育が悪くなります。また、植え付けは、風の強い日を避け、概ね15℃以上の地温になっていることを確認し、天気の良い日に行うようにしましょう。
 次に、苗を植え付けする際は、折れたり、根が切れたりしないように丁寧に扱います。植え付けの深さは、株元が少し盛り上がる程度の深さになるように植え付けましょう。
 5月は、日差しが強くなったり、強い風が吹いたりと、気象の変化が大きい時期です。水やりや苗を支える支柱の設置など、こまめな管理に気を配り、スムーズな活着と初期生育を確保しましょう。

2025年5月9日 田植えは天気の良い日に

 5月に入って県内では庄内地域を皮切りに田植えがはじまり、いよいよ米づくりの作業が本格化しようとしています。
 田植えされた苗が新しい根を出して、再び生長を始めることを活着と言います。苗が活着すると、土壌から自力で養分を吸い始めます。この活着の良し悪しが、その後の生育に大きく影響します。
 活着できる最低気温は、苗の種類によって異なり、稚苗では13℃前後、中苗では14℃前後です。そのため、田植えは気温が低い日や風の強い日を避け、天気の良い日を選んで行うことが重要です。
 また、軟弱徒長苗や老化苗は植傷みしやすく、活着に時間がかかります。育苗後半も適切な温度管理を行うとともに、苗が老化する前に田植えを行います。また、欠株になることを恐れて深植えすると分げつの発生が抑制され、その後の茎数増加や収量に影響を及ぼします。過度な深植えにならないように、注意しましょう。
 健全で丈夫に仕上げた苗を、天気の良い日に田植えすることで、初期生育量を確保し、今年の稲作を順調にスタートさせましょう。

2025年5月8日 一日農業アルバイトアプリ「daywork」(デイワーク)

 農作業の働き手不足でお困りの方に、1日農業アルバイトアプリ「daywork(デイワーク)」をご紹介します。
 「daywork」は、生産者とアルバイト希望者がそれぞれ1日単位で仕事の募集や応募を行うことができるサービスです。スマートフォンやパソコンから、簡単に登録でき、誰でも無料で利用することができます。
 収穫時期など、一定期間に集中的に働き手が必要な方や、1日単位で農業アルバイトを募集したい方におすすめのアプリです。県内での昨年度のマッチング件数は19,133件と、多くの農家の方や働き手の方にご利用いただき大変好評でした。
 今の時期は、さくらんぼ作業を中心に多くの農家の方がアプリで求人アルバイトを募集をしています。ぜひ、「daywork」で検索するか、県農業経営・所得向上推進課、電話023-630-2382にお問い合わせ下さい。

2025年5月7日 入牧前の馴致

 山々の緑もしだいに色濃くなり、県内の放牧場では間もなく牛の放牧が始まります。
 畜舎と放牧場では、飼育環境が大きく異なるため、放牧場への移動は牛にとって大きなストレスとなります。このため、放牧前に牛を馴らす「馴致」を行う必要があります。改めて馴致の基本について確認しましょう。
 まず、放牧前に生草に徐々に馴れさせる必要があります。牛の胃が生草に馴れるには20日から30日程度必要です。そのため、放牧する約1ヵ月前から濃厚飼料の給与量を徐々に減らし、生草や乾草などの粗飼料を増やします。およそ20日前からは、粗飼料のみにするとともに、徐々に生草を増やしていきます。また、可能であれば畜舎から外に出して、外の環境にも慣れさせましょう。
 このほか、削蹄は入牧直前ではなく、出来るだけ早めに行っておきます。また、皮膚病などがある牛は、環境変化によるストレスで症状が悪化する場合がありますので、入牧前に必ず治療するようにしましょう。
 入牧予定日に合わせて事前に馴致を行い、牛の体調を十分に整えてから放牧を行いましょう。