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農業一口メモ

2026年3月27日 農産加工における一般衛生管理

 農産加工事業者の皆さん、施設の管理は適切に行われていますか。義務化されているHACCPに沿った衛生管理に取り組む第一歩として、まず一般衛生管理について理解を深めましょう。一般衛生管理の基本は5Sです。5Sとは整理、整頓、清掃、清潔、しつけの5つを指し、この順序で取り組むことが重要です。
 まず整理です。必要なものと不要なものを仕分けし、不要なものは処分して作業場をすっきりさせます。不要物が残るとものを探す時間が増え、作業スペースが狭くなり、作業性に支障が出ます。
 次に整頓です。必要なものを置く場所を決め、ラベル表示などで誰でも分かる状態にします。複数名で作業する現場では、この表示が特に重要になります。
 その後は清掃です。ごみや汚れを除去し、設備や作業場を常に清掃します。
 清潔は、清掃した状態を維持して衛生的な環境を保つことです。
 そしてしつけとして、これらをルール化します。いつ、だれが、何を、どのように作業し、どこに記録するかを明確にして、作業者全員が守るよう徹底してください。
 一般衛生管理は安全な農産加工品を提供するための基盤です。5Sの視点でルールを点検し、確実に実行しましょう。

2026年3月26日 農作業中の事故防止

 春の農作業が始まる時期となりました。毎年春の農繁期には、農業機械の使用中に重大事故や死亡事故が多く発生しています。作業開始前には安全確認を徹底する等、農作業中の事故防止に努めましょう。
 はじめに、作業は適切な装備と服装で、機械の取扱方法を守って行いましょう。整備・点検、ちょっとした確認時のエンジン停止やトラクターで路上を走行する際のブレーキペダルの連結など、基本的な注意点を確認し、事故を未然に防ぐ事が大切です。
 次に、トラクターの転落や転倒による事故を防ぐため、圃場に出入りする時は、路肩の具合や傾斜、段差等を事前に確認し、慎重に運転します。後ろ向きの作業は特に気をつけましょう。また、万が一の転落に備え、トラクターには、安全フレームなどの装備を正しく装着するとともに、ヘルメットやシートベルトをしっかりと着用しましょう。いざというときに、日頃からの心がけがあなたの命を守ります。
 体調管理も含めて一人一人が油断せず作業の安全を心がけ、農作業事故を防止しましょう。

2026年3月25日 暖房機の点検と掃除

 農作物の種類によっては、暖房機の使用を終える時期を迎えます。今日は、暖房機の点検と掃除のポイントをご紹介します。
 一つ目は、燃焼部分の掃除です。バーナノズルの周辺にこれまでの燃焼でついたススなどの汚れを付けたままにしておくと、燃料と空気が正常に混合しないため、完全燃焼の妨げとなります。洗油などを使って、汚れを落としましょう。また、掃除と同時に点検を行い、摩耗が進んでいる場合は、交換しましょう。
 二つ目は、燃焼室の掃除です。ススなどの汚れが付いたままでは、缶体への熱交換が妨げられ、暖房効率の低下を招きます。燃焼室内の汚れを落として、かき出しましょう。
 三つ目は、パッキンなどの消耗品の点検です。劣化が見られ、漏れが心配される場合は、新品に交換しましょう。
 次の暖房シーズンまで汚れが付いたまま放置すると、腐食が進み、暖房機の寿命が短くなる恐れがあります。暖房終了のタイミングに点検と掃除を行うことが、暖房機を長持ちさせ、省エネにもつながります。

2026年3月24日 果樹の凍霜害対策

 春は、摘芽や休眠期防除、苗木の植付けなど、様々な仕事があり忙しい時期です。栽培管理作業は、生育に合わせて実施できるように、計画的に進めましょう。
 果樹は、春に芽が動き出すと、低温に対する耐性が弱くなります。さくらんぼでは発芽10日後頃から危険な生育ステージとなることから、凍霜害対策を実施します。特に、「やまがた紅王」や「紅秀峰」は「佐藤錦」よりも芽の動きが早いため、生育状況を確認しながら、対策の準備を進めましょう。
 凍霜害対策には、「燃焼法」や「散水氷結法」、「防霜ファン」などがあります。「散水設備」や「防霜ファン」等の設備は、事前に点検し、試運転を行っておきましょう。また、県が作成した「果樹凍霜害対策マニュアル」を参考にして、しっかりと効果が得られるように対策を実施しましょう。
 今年も生育が早まっています。まだ、対策の準備をしていない人は急いで準備しましょう。

2026年3月23日 県産種雄牛「七福久」号の紹介

 県では、「総称山形牛」のブランド力向上と県内肉用牛経営の安定化を図るため、遺伝的に能力が高い雄牛と雌牛を計画的に交配し、優秀な種雄牛を造成しています。
 本日は、令和7年11月にデビューし、人工授精用凍結精液の供給が始まっている「七福久」号について紹介します。
 「七福久」号は、全国的に著名な産肉能力の高い但馬系種雄牛「美津照重」号を父とし、霜降りの度合いを表す脂肪交雑の遺伝的能力が県内上位クラスである「ふくひさの2」号を母とした交配により生産されました。
 能力の特長として、歴代県産種雄牛の検定成績において、脂肪交雑、上物率、そして、口どけの良さを表す指標の一つである一価不飽和脂肪酸の割合が歴代1位タイであり、肉質の面で非常に高い能力を持つ点が挙げられます。
 肉質面での改良が期待されますので、生産者の皆様が飼育する雌牛の血統や体型なども考慮したうえで、「七福久」号の凍結精液を御活用ください。
 なお、「七福久」号の凍結精液の購入については、山形県家畜改良協会へお問い合わせください。