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掲載日: 2025年7月18日

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乾燥注意!出穂までは「間断かん水」「飽水管理」を!
出穂は早まる予想!遅れずに花水を!

【注意喚起情報】米づくり技術情報No.16(PDF:1,071KB)

生育概況

 7月18日現在の水稲の生育は、平年と比べ草丈はやや長い~長く、茎数は少なく、葉数はやや多く、葉色は淡くなっています。

 また、県の試験研究機関の調査圃場の出穂期は、「はえぬき」「雪若丸」「つや姫」のいずれも、平年より早まる予想です。
 7月18日に東北南部が梅雨明けしました(平年より6日早い)。

 7月17日発表の1か月予報(7月19日~8月18日)によると、今後も平年に比べて高温で推移する見込みです。

当面の技術対策

出穂直前までは「間断かん水」「飽水管理」で土に十分な水と酸素を供給!

 圃場の土は十分に湿っていますか。
 乾燥した圃場が多く見られます。稲が消耗しないように「間断かん水」「飽水管理」を徹底しましょう。

「水のためっぱなし」と「田面にヒビが入るほどの乾燥」は厳禁!!
 

出穂を確認したら花水を!

 イネは、受精・開花期に最も水分を必要とします。出穂は平年に比べて1~2日程度早まる予想です。

 圃場をよく観察して、出穂を確認したら直ちに入水し、穂揃期までは湛水状態を保ちます。
 また、出穂期から10日間、夜間にフェーン現象が起こると、穂の水分が急激に低下して、白穂となります。

 特に田面に水がない状態では、減収や品質低下の程度が大きくなります。 
 そのため、フェーン現象が懸念される場合は速やかに湛水して、イネを高温と乾燥から守りましょう。

斑点米カメムシ類の発生量は多い! ~基本防除の徹底を~

 斑点米カメムシ類の発生量は平年に比べて多い状況です。

 出穂状況をよく確認し、穂揃期及び穂揃期7~10日後の2回の基本防除を徹底しましょう。

 出穂期前後にやむを得ず草刈りを行う場合は、水田の薬剤防除直前に行いましょう。

 

葉いもちの発生が確認されています ~早期発見・早期防除~

 複数の圃場で葉いもちの発生が確認されています。

 葉いもちの発生・拡大は、穂いもちの多発につながり、品質・収量に大きな影響を及ぼします。

 圃場をよく見回り、早期発見、早期防除を徹底しましょう。

農作業事故と熱中症に十分注意してください!

農薬はラベルをよく読んで使用しましょう!

 

お問い合わせ

県産米戦略推進課  

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