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ホーム > 作物別情報 > 水稲 > 米づくりQ&A > 「山形」○○号とか、「奥羽」○○号というのは、どういうふうに考えたのですか?

掲載日: 2022年2月16日

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質問

「山形」○○号とか、「奥羽」○○号というのは、どういうふうに考えたのですか?

答え

研究所では、毎年次々に、新しい「山形○○号」という稲を育成しています。これは、これからいろんな試験場や農家の人に作ってもらって、そこで、実力が認められれば品種になる、という「品種のたまご」のようなものです。

研究所は、山形でただ1つの、イネの品種改良をしている所なので、品種のたまごに「山形○○号」という名前をつけます。たとえば、「はえぬき」「つや姫」という名前がつく前、「はえぬき」は「山形45号」、「つや姫」は「山形97号」という番号で呼ばれていました。「山形○○号」と聞けば「山形県の水田農業研究所で創ったイネだな」とわかるので、とても便利な呼び方です。

国立の研究センターも、ほかの県の研究センターも、会社で品種を創っている所もそれぞれ自分たちのイネにつける、決まった名前をもっています。

青森県産業技術センター 農林総合研究所 水稲品種開発部で創った稲・・・「青系○○号」

秋田県農業試験場で創った稲・・・「秋田○○号」

宮城県古川農業試験場で創った稲・・・「東北○○号」

農研機構東北農業研究センターで創った稲・・・「奥羽○○号」