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ホーム > 作物別情報 > 水稲 > 米づくりQ&A > アイガモ農法と農薬を使う方法がありますが、どちらの方法が、よりおいしくて安全なお米ができるのですか。

掲載日: 2022年2月16日

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質問

アイガモ農法と農薬を使う方法がありますが、どちらの方法が、よりおいしくて安全なお米ができるのですか。

答え

農薬の使用を、もっと減らして安全な農作物を食べたいとの消費者の声が多くあります。その人たちのために、時間と労力とお金はかかるが農薬を使わない有機栽培農産物を作っている農家の人たちがいます。その一つにアイガモ農法があり、アイガモを使って田んぼの草や虫を食べてもらって、除草剤や殺虫剤を使わない米づくりです。

一方で、農薬を使って農作物を病気や害虫から守らないと、日本中の多くの人たちが食べる大量の食料を生産することができません。このため農薬は非常に便利で必要なものです。

このため、農薬は、人体に対する安全性、環境に対する影響などをとても細かく調べられ、法律により、その安全性が確かめられ、使用方法(量や時期)が決められて、はじめて、農家でその農薬を使用していいですよ、となります。

ですから、農薬を使ったお米が危険であるということありません。また、味についても農薬を使うことにより悪くなることはありません。農薬や化学肥料の使用はとても便利ですが、なにも考えずに、大量に使用することのほうが環境に大きな影響を及ぼします。

研究所ではこれからも、より環境にやさしく、多くの農家の人、消費者のみなさんに喜んでもらえる農作物を作るための技術を開発して行きたいと考えています。