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ホーム > 作物別情報 > 水稲 > 米づくりQ&A > 農薬には何種ぐらい種類があるんですか。

掲載日: 2022年2月16日

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質問

農薬には何種ぐらい種類があるんですか。

答え

農薬とは「農作物を害する病害虫、雑草、ねずみ、その他を駆除するなどして作物を保護し、農業の生産性を高めるために使用する薬剤」として決められているものです。

農薬には

  • 殺虫剤(さっちゅう ざい)・・・害虫を駆除
  • 殺菌剤(さっきん ざい)・・・病気を治す
  • 除草剤(じょそう ざい)・・・雑草を枯らす
  • 殺鼠剤(さっそ ざい)・・・野ねずみを退治する
  • 誘引剤(ゆういん ざい)・・・害虫をおびき寄せる

などがあります。

また、農薬の「形」で分けると、

  • 粉剤(ふん ざい)・・・小麦粉のような細かい粉状のもの
  • 粒剤(りゅう ざい)・・・1つぶが1ミリくらいの細かい粒状のもの
  • 水和剤(すいわ ざい)・乳剤(にゅう ざい)・・・水でうすめて使う液状のもの

有効成分で分けると

  • 化学合成農薬
  • 生物農薬

があり、これまでたくさん使われてきた化学農薬のほかに、最近では「生物農薬」というものが増えてきました。これは、被害を起こす害虫の「天敵」や、害虫にくっついて増える「病原菌」を人工的にたくさん生産して製品にしたもので、化学農薬に比べて安全性が高く、残らないうえに、目的のものだけを退治できるので、期待が高まっています。