掲載日: 2022年2月1日
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なんで、米には名前があるんですか?
田んぼからかり取ったお米は、未じゅくなものを取りのぞいて、きれいにして、検査を受けます。このときに、お米の名前(品種名)がわかるようにしないといけないきまりになっています。品種ごとに検査の結果がまとめられて発表されたり、品種ごとに集められて送られていきます。
それに、新しいお米が開発されて、売られるときに、名前がないと、「『東北143号』は、おいしいよ。」「わたしは、『秋田31号』のほうが好き。」「ぼくは、『山形97号』がいいな。」という会話になりますが、これでは、数字が何番かでお米はちがってきますから、東北「143」号なのか、「134」号なのか、ちゃんと数字をおぼえておかなくてはなりません。
今の会話は、こういう会話でした。
「『ひとめぼれ』は、おいしいよ。」「わたしは、『あきたこまち』のほうが好き。」「ぼくは、『つや姫』がいいな。」
どうです?とてもわかりやすいと思います。お米どうしを、「○○何号」のようなお米の開発番号で区別するのでなくて、お米を作る農家の人にも、お米を買って食べる消費者の人にも、覚えてもらえるように、愛称として名前をつけるのです。