掲載日: 2022年2月16日
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昔からお米の名前があったのか?
福島県いわき市の荒田目条里遺跡と、同じく福島県会津若松市の矢玉遺跡から稲の品種名などを書いた、奈良・平安時代の木簡が各4点出土しています。
見つかった木簡は、タネもみの袋の中身を示すためにつけた「名ふだ」だったということです。初めは人名か地名と思ったりしたそうですが、偶然、江戸初期の農書をみて稲の品種名ではないかと気づいて、他の農書も調べてみたところ、品種の名前だとわかったそうです。「畦越(あぜこし)」という名前が書いてありました。
※「畦(あぜ)」とは、田んぼの周りのふちのことで、となりの田んぼと田んぼの間の、高くなっている境目のことです。