掲載日: 2022年2月16日
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昔からお米は白かったのか?
野生の稲のほとんどは赤米なので、最初は赤米が作られていたと思われます。それが突然変異で色がなくなって、今食べているような白い米が出てきたのではないかと考えられています。
赤米といっても、米の中まで赤いわけではありません。米の表面の米ぬかに赤茶色の色素をふくんでいる米です。赤いのは表面だけで、精米してぬかを取ると白いのです。
日本へは、こうしてすでに赤・白2種類の米があったものが、ほとんど同時に両方入ってきたという考え方と、日本に最初に伝わって来た時の米は、赤米で、白い米は後から入って来たという考え方があります。