掲載日: 2022年2月16日
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お米にはどんな栄養があるのか教えてください。
もみがらをむいた米(げんまい、玄米)は、細かく分けると、「白米の部分」、「芽が出てくる部分」、「米のまわりのぬか」の3つに分けられます。
まず、「白米の部分」には、エネルギーのもとになる炭水化物・脂肪はもちろん、人のからだを作るのに欠かせない「たんぱく質(アミノ酸)」がふくまれています。わたしたちがふだん食べているのがこれです。
白米にする前の「げんまい」となるともっと栄養が豊かです。「芽が出てくる部分」と「米のまわりのぬか」には、エネルギーを作り出すのに欠かせないビタミンB1が多く、B2、B6などビタミンB群、ビタミンEなどビタミン類がたくさん入っています。さらに、カリウム、マグネシウムなどのミネラル類や食物せんいもふくまれています。
げんまいは、栄養タップリなお米ですが、1.美味しくない、2.調理に時間がかかる、3.消化吸収が悪い、などの問題があるので、それならということで、栄養分は減るけれども消化吸収が良いという白米の利点を合わせた、げんまいと白米の中間くらいに精米したものが売られています。