掲載日: 2022年2月16日
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「あきたこまち」はどうやってできたのか、名前のゆらいなどを教えて下さい。
「コシヒカリ」を母とし、「奥羽292号」を父として、1975年に福井県農業試験場で人工的にかけあわせをおこないました。
秋田県農業試験場は1977年に、かけあわせをした次の世代のタネを譲り受けました。
1981年に「秋田31号」という開発番号がつけられ、試作が始まりました。そして、米のきれいさと、ごはんの味の良さがすばらしいことが認められて、ついに1984年に新品種としてデビューしました。
このときつけられた「あきたこまち」という名前は、秋田県雄勝町の小野の里に生まれたと言い伝えられている、絶世の美女「小野小町(おののこまち)」にちなみ、おいしいお米として有名になり、みんなから愛されるようにとの願いからつけられました。
今では、本場の秋田県のほか、岩手県、山形県、長野県、愛媛県など、東北・関東・東海・近畿・中国・四国・九州まで全国31県で作られています。