掲載日: 2022年2月16日
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米作りで大変なこと、困ることは何ですか?
今、日本人は、だんだんとお米を食べなくなってきたので、作る方が多くなりすぎ、生産量を減らすために、農家の田んぼ全部では米作りをしていません。農家の人は自分の家の田んぼ全部にイネを植えて、たくさんのお米をとりたいのに、それができません。また、お米の値段そのものも下がってきていて、ダブルパンチです。たくさんのお米が作れないだけでなく、せっかく作ったお米が安くなってしまって、農家の人は困っています。
また、米作りの仕事では、タネをまいてからの「なえ」作りが大変です。じょうぶでりっぱな「なえ」を作れば、お米作りの半分は成功したようなもの、といわれます。あとは、田植えをしてから、イネの様子をみて、水や肥料のやり方に注意することです。秋のかり取りは、早すぎてもだめ、遅すぎてもだめで、ちょうど良い時期があるのですが、この時期に雨が続いたりすると、イネかりができず、困ります。
お米作りは、天気の良い悪いにえいきょうされます。寒い夏がきたら、田んぼに水を多く入れてやり、なんとかしてイネをあたためてやらなければなりませんし、暑い夏がきたら、冷たい水を田んぼに入れたりして、冷ましてあげなくてはなりません。これも大変な仕事です。太陽が顔を見せずに、くもった日が続くと、何もできませんから本当に困ってしまいます。