掲載日: 2022年2月16日
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中国で一番売れている米は何ですか?中国では米の品種改良はどうやっているのですか?
広大な国土を持つ中国は、世界全体の3割弱(30%近い)の米生産量(世界最大)を誇っています。広大な稲作面積に加え、伝統的に二期作が行われ、日本の技術(資本)提供もあり、積極的な農業政策により、大量な生産を可能にしています。
中国の主食は、米が主ですが、小麦、雑穀を主食とする地域もあります。
生産される米の7割(70%)は長粒種(インディカ米)で、短粒(ジャポニカ米)で高品質米の生産にも力を入れています。ジャポニカ米の割合は全生産量の30%ぐらいですが、それだけでも日本の生産量をはるかに上回り、世界最大のジャポニカ米生産国です。
中国の品種改良は、日本と同じように、いっぱいとれる、おいしい、病気や害虫に強いなどを目標にしています。2000年以降は、見ための外観やちっ素肥料の利用率、栄養なども重視しています。