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掲載日: 2024年8月9日

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台風第5号が接近中!!
大雨、強風、フェーン対策を実施しましょう!

 米づくり技術情報No.18(PDF:493KB)

 台風第5号が、日本の東を1時間におよそ20キロの速さで北北東へ進んでいます。10日の正午には、日本の東で強い台風となり、予報円の中心から半径165キロ以内では風速25メートル以上の暴風域に入るおそれがあります。
現在の予報では、本県には12日頃から影響が出始めると見込まれ、大雨と強風が予想されます。

1 大雨対策

 大雨で圃場が浸水、冠水した場合は、できるだけ速やかに排水します。冠水した場合は、葉先や穂先だけでも、水面に出すよう速やかな排水をしましょう。なお、7月25日からの大雨被害があった地区では、安全が十分確認された場合は、事前に排水路の点検を行い、ゴミや泥の除去を行ってスムーズな排水に努めます。

2 強風、フェーン対策

 台風に伴う強風やフェーン現象が起こると、急激な蒸散が起こって稲体の消耗が大きくなります。可能な限り通水による水分補給を行い、稲体の活力保持に努めて穂の褐変化や茶米、白未熟粒等の発生を防ぎましょう。

3 台風通過後の対応

  1.  浸水や冠水の被害を受けた場合、排水後は、土壌中の酸素が不足しているので、新しい水と交換します。その後、出穂が確認された圃場では、穂揃期まで湛水管理を行います。出穂前の圃場や穂揃期以降の圃場では、こまめに間断かん水を行い稲体及び根の活力維持を図ります。
  2. 濁水が冠水した場合や、強風で稲体の損傷や倒伏が発生した場合は、病害虫の発生が懸念されるので、直ちに防除を行います。
  3. 浸水や冠水で泥が大量に流入した場合は、排水後に速やかに圃場の額縁及び条間に、泥をかき分けるように作溝を行い、新しい用水を入れます。
  4. 浸水時の早い流れや土砂の勢いで倒伏した場合、株起こしを行うことで生育が回復する場合があるので、可能であれば実施します。

 

お問い合わせ

農業技術環境課作物振興 

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