ホーム > 作物別情報 > 水稲 > やまがた温暖化対応米づくり日本一運動 > 2024年度やまがた温暖化対応米づくり日本一運動 > 米づくり技術情報号外を発行しました
掲載日: 2025年3月14日
ここから本文です。
令和6年産種子は、登熟期の高温の影響で、例年よりも休眠が深くなっていると見られます。特に浸種時の水温や芽切れの状況をしっかり確認しながら、高品質良食味米生産をスタートしましょう。
浸種を開始するまでに作業場の清掃や浸種・催芽の器具類を消毒しましょう。前年にばか苗病の発生があった場合は、特に注意してください。種子消毒においては処理ムラが出ないように、種子袋1枚に詰める種籾量は5kg程度とし、決められた手順で確実に処理しましょう。
浸種を始めるときの水温が5℃くらいまで低いと催芽時の芽切れが不揃いになり、発芽勢も劣ります。一方で、水温が15℃を超えるとばか苗病菌が増えやすくなります。適正な水温で浸種し、積算水温は品種毎の目安を参考にして、十分吸水するように管理します。
イネは登熟期間が高温になると種子の休眠が深くなります。浸種が十分であっても、本年は催芽を始めてから芽切れするまでの時間が、例年よりも長くなる状況がみられています。芽切れしないまま播種をしてしまうと、出芽揃いが悪くなり、その後の管理が困難になります。休眠が深くなりやすい「コシヒカリ」「ひとめぼれ」や酒造好適米は、特に注意が必要です。必ず、しっかり芽切れしていることを確認してから、播種作業に入りましょう。
お問い合わせ
関連情報
2024年10月18日米づくり技術情報No.24を発行しました
2024年9月30日米づくり技術情報(号外)を発行しました
2024年9月24日米づくり技術情報No.23を発行しました
2024年9月11日米づくり技術情報No.22を発行しました