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掲載日: 2025年3月14日

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ばか苗病の防除対策は万全に!
浸種の水温は12℃以上、15℃未満で! 
催芽はあせらず、芽切れを確認!

 米づくり技術情報号外(PDF:1,030KB)

 令和6年産種子は、登熟期の高温の影響で、例年よりも休眠が深くなっていると見られます。特に浸種時の水温や芽切れの状況をしっかり確認しながら、高品質良食味米生産をスタートしましょう。

種子消毒の方法や手順、注意事項を十分確認

 浸種を開始するまでに作業場の清掃や浸種・催芽の器具類を消毒しましょう。前年にばか苗病の発生があった場合は、特に注意してください。種子消毒においては処理ムラが出ないように、種子袋1枚に詰める種籾量は5kg程度とし、決められた手順で確実に処理しましょう。

浸種の水温は「12℃以上15℃未満」で行いましょう!

 浸種を始めるときの水温が5℃くらいまで低いと催芽時の芽切れが不揃いになり、発芽勢も劣ります。一方で、水温が15℃を超えるとばか苗病菌が増えやすくなります。適正な水温で浸種し、積算水温は品種毎の目安を参考にして、十分吸水するように管理します。

芽切れしたことを確認してから播種しましょう!

 イネは登熟期間が高温になると種子の休眠が深くなります。浸種が十分であっても、本年は催芽を始めてから芽切れするまでの時間が、例年よりも長くなる状況がみられています。芽切れしないまま播種をしてしまうと、出芽揃いが悪くなり、その後の管理が困難になります。休眠が深くなりやすい「コシヒカリ」「ひとめぼれ」や酒造好適米は、特に注意が必要です。必ず、しっかり芽切れしていることを確認してから、播種作業に入りましょう。

播種量に応じた適正な育苗期間となるよう、移植日から逆算して作業計画を立てましょう。

お問い合わせ

農業技術環境課作物振興 

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