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掲載日: 2024年7月25日

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斑点米カメムシ類多い!防除対策を徹底!出穂は平年より早い!圃場を見回り、遅れずに花水を!

米づくり技術情報No.15(PDF:770KB)

 病害虫防除所から「農作物有害動植物発生予察情報 注意報第3号(斑点米カメムシ類)」が発表されました。斑点米カメムシ類の発生量が多くなっています!防除対策を徹底しましょう!

 高温の影響で出穂が早まる見込みです。出穂状況を細やかに確認し、出穂時の入水と穂揃期以降の間断かん水・飽水管理を徹底しましょう。

当面の技術対策

(1)斑点米カメムシ類の防除

1.発生状況

 7月後半(7月22~24日)に実施した畦畔・農道等におけるすくい取り調査の結果によると、平均すくい取り虫数は49.6頭(平年 23.7頭)と平年の約2倍にまで増加しています。

2.防除対策
  • 出穂状況を確認し、1.穂揃期及び2.穂揃期7日~10日後の2回の基本防除を徹底します。
  • 無人ヘリコプター等による防除を計画しているところでも、天候等で防除時期が合わない場合には、個人防除を実施します。
  • 水田内にノビエやイヌホタルイが多く残っている場合は、斑点米カメムシ類の水田内での発生が多くなるので特に注意が必要です。
  • 出穂前後の草刈りは、斑点米カメムシ類の水田侵入を促し、斑点米の発生を助長するので、原則行わないようにします。やむを得ず草刈りを行う場合は、水田の薬剤防除計画に合わせて実施してください。

(2)きめ細かな水管理の徹底 ~「花水」が遅れないように注意~

  • イネは、受精・開花期に特に水分を必要とするので、出穂を確認したら穂揃期までは2~5cmの水深を保ちます。出穂期は平年に比べて早まっています。圃場を見回り遅れずに入水しましょう。
  • 穂揃い後は、間断かん水や飽水管理に移行して根を健全に保ちましょう。水を張りっぱなしにすると根の機能が低下して、登熟に悪影響を及ぼします。

 

お問い合わせ

農業技術環境課作物振興 

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