ホーム > 作物別情報 > 水稲 > やまがた温暖化対応米づくり日本一運動 > 2024年度やまがた温暖化対応米づくり日本一運動 > 米づくり技術情報No.13を発行しました
掲載日: 2024年7月10日
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7月10日現在の平坦部「はえぬき」の生育は、草丈はやや長く、茎数は平年に比べてやや少なく、葉数はやや多く、葉色はやや濃くなっています。
農業総合研究センターの調査によると、出穂期は平年並みからやや早い予想です。
7月4日発表の1か月予報(7月6日~8月5日)では、平年に比べ気温は高く、降水量は多く、日照時間は平年並みか少ない見込みです。
高品質・良食味米を生産するために、高温や気象の変化に十分注意しながら、きめ細かな栽培管理を行いましょう。
穂肥施用後は、飽水管理(土壌表面の足跡に水が残る程度)を行います。その後は間断かん水に移行し、根をしっかり張らせながら根の活力を維持します。水をためっぱなしにすると土壌の還元が進んで根へのダメージが大きくなってしまいます。
なお、水管理を効率的かつ容易にするため、作溝はしっかり掘りましょう。
※7月7日~10日の雨で浸水の被害を受けた圃場では、根の活力低下が懸念されます。圃場の水を新しい水と交換して、こまめに間断かん水を行い、根の機能維持に努めましょう。
斑点米カメムシ類の発生量は平年に比べて多く、7月2日付けで注意報が発表されています。畦畔、法面、農道、休耕田等で雑草が繁茂しているところでは、出穂2週間前頃までに地域全体で草刈り等の除草対策を徹底し、今後の斑点米カメムシ類の増殖を抑制しましょう。また、主要な斑点米カメムシ類である「アカスジカスミカメ」はノビエやホタルイ等に産卵して増殖するので、本田の残草対策も万全に行います。
6月下旬以降、いもち病の感染に好適な気象条件となる日が見られており、降水量は平年より多くなる予報であることから、感染拡大が懸念されます。ほ場をよく見回り、早期発見、早期防除を徹底します。
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