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掲載日: 2024年6月6日

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6月に入っても分げつが進んでいない!浅水管理・ワキ対策を徹底して分げつ促進!茎数確保の遅れは収量・品質低下に直結!

米づくり技術情報No.7(PDF:805KB)

 6枚目の葉が出始めたイネでは、分げつが進みつつありますが、平年に比べると少ない状況です。特に、深水となった圃場では、茎数がほとんど増えていません。

 6月5日現在の生育は、平坦部「はえぬき」で、草丈は平年並み、茎数は平年より少なく、葉数はやや少なくなっています。「つや姫」「雪若丸」も同じ傾向です。

当面の技術対策

 分げつが進んで茎数が増加すべき期間に入っています。6月中旬までどのように管理するのかによって、穂数や収量が決まります。

1)浅水管理で分げつ促進 ~深水厳禁!水尻の排水板を調整しましょう~

  • 浅水管理では、晴れた日には気温以上に水温が高まり、水温の日較差が大きくなって、分げつが促進される条件になる。
  • 茎数確保には、2~3cmの浅水管理の徹底が必須!!
  • 降雨後に深水になったままの圃場はNG!速やかに水尻の排水板の高さ等を確認し、浅水になるように調整する。

(2)土壌の異常還元(ワキ)には早めの対応を~今後の気温上昇で多発の恐れ~

  • すでに土壌の異常還元(ワキ)が発生している圃場が見られている。
  • 田んぼに足を踏み入れてガスが発生するか確認!
  • ワキが発生すると根の生育が阻害され、養分が吸収されにくくなるため、葉色が淡くなり、分げつの発生が抑制される。
  • ガスの発生が多い場合は、土壌の還元状態改善のため、田干しや夜間落水を実施!
  • 6月5日発表の2週間予報では、6月8日以降は気温が高く推移する見込みであるため、ワキ多発の恐れ!!

お問い合わせ

農業技術環境課作物振興 

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