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掲載日: 2023年8月22日

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米づくり技術情報No.15を発行しました

米づくり技術情報No.15(PDF:488KB)

今後も高温が続く見込みです。もう一度水田の入水状況を確認し、水管理を徹底しましょう!

◎今後の気象

 気象庁の2週間予報によると、今後も気温は高く推移する見込みとなっています。8月17日発表の1ヵ月予報でも、気温はかなり高い予想です。

 出穂期は平年より2日程度早まり、出穂後は異常高温で推移していることから、刈取り適期は平年に比べてかなり早まると予想されます。

 一方、現在は登熟中~後期で、まだ水を必要としています。

 品質低下を抑える水管理を行いながら、秋の収穫作業に備えた準備を進めましょう。

当面の対策

(1)きめ細かな水管理の徹底

 〇根の活力を維持!

 今後も猛暑が続く予報となっています。もう一度水田の入水状況を確認するとともに、間断かん水、飽水管理等、土壌が湿った状態が維持できるようきめ細かな水管理を行って根の活力を維持し、白未熟粒や胴割粒の発生を抑えましょう。

 〇早期落水は厳禁!

 落水時期の目安は、普通田で出穂30日後、排水不良田で25日後、保水性の劣る砂質系の水田では35日後頃で、平坦部「はえぬき」は8月31日頃、「つや姫」は9月6日頃が目安となります。高温で経過していることから、早期落水は厳禁です!

 〇用水の効率的利用を!

 用水が不足している地域があります。地域内の圃場に用水が行き渡るよう地域で話し合い、用水を効率的に利用しましょう。

(2)斑点米カメムシ類対策

 基本防除2回目の実施後に水田内のすくい取り調査を行い、斑点米カメムシ類が確認された場合は 、基本防除2回目の7~10日後に補完防除を行います。なお、農薬の収穫前使用日数を厳守し、使用回数を超えないように薬剤を選択しましょう。

(3)収穫、乾燥調製の準備

 コンバイン、乾燥機や籾摺り機等の整備点検を早目に実施しましょう。また、収穫作業計画を立てて、無理なく、適期内に収穫できるように準備しましょう。

 

 

お問い合わせ

農業技術環境課作物振興 

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