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掲載日: 2023年8月7日
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米づくり技術情報No.12(高温注意喚起号)(PDF:681KB)
台風第6号は8月7日現在、九州の南側に位置しており、東北東の方向にゆっくり進んでいます。山形地方気象台によると、この影響で山形県内にも南風が吹き込んで猛暑が続き、庄内地域はフェーン現象も加わってさらに気温が高くなると見込まれます。
現在、「はえぬき」「雪若丸」は乳熟期、「つや姫」は出穂期~穂揃期となっています。品質低下を抑えるため、引き続き、きめ細かな水管理を徹底しましょう。
出穂後6~10日頃の高温が最も胴割粒の発生に影響することから、8/1頃までに出穂期となった中生品種等は、最も危険な時期となっています。気温の低い朝夕の水の入替や飽水管理を行ってイネ群落内の水温、地温を下げる水管理を徹底しましょう。
受精・開花期は、特に水分を必要とするので、穂揃期までは湛水して管理します。水を張りっぱなしにすると根の機能が低下して、登熟に悪影響を及ぼすので、穂揃期以降は、間断かん水や飽水管理に移行します。このまま猛暑が続くと胴割粒発生リスクが急激に高まります。気温の低い朝夕の水の入替や飽水管理を行ってイネ群落内の水温、地温を下げる水管理を徹底しましょう。
8月前半の畦畔・農道等における斑点米カメムシ類の発生量は多い状況です。穂揃期と穂揃期7~10日後の2回の基本防除を徹底しましょう。また、葉いもちの発生が多かったほ場では、穂揃期散布の7日後にも防除を行い、穂いもち防除を徹底しましょう。
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