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掲載日: 2023年7月20日
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米づくり技術情報No.10(穂いもち緊急号)(PDF:408KB)
7月20日、病害虫防除所から穂いもちに関する注意報が発表されました。
早急に圃場を確認し、葉いもちの発生がある場合は直ちに防除を行って
穂いもちの発生を防いでください。
・7月後半の県内巡回調査(病害虫防除所、7月14~19日)の結果、葉いもちの発病確認地点率が26.2%(平年13.8%)と平年より高く、周辺発生ほ場率が11.7%(平年5.6%)と平年よりやや高くなっており、県内全域で広く確認されています。
・7月以降、いもち病の感染に好適な気象条件が続いていることから、今後、さらに葉いもちの発生が増加する可能性があります。
(1)早急に圃場を見回り、葉いもちの発生が見られる圃場では、直ちに治療効果のある薬剤で防除を行いましょう。今後、共同防除が計画されているところでも、葉いもちが発生している圃場では、直ちに個人防除を実施します。
(2)穂いもちの防除は、穂孕後期及び穂揃期の2回、適期を逃さず必ず実施します。
(3)出穂期においても葉いもちの発生が多い圃場では、穂揃期防除の7日後にも防除を行います。
(4)降雨が続く場合は、雨の合間を見て防除を実施しましょう。
(5)薬剤耐性菌出現防止のため、同一成分の薬剤の連用は避けましょう。
低温に最も敏感な穂孕期(出穂14日前から7日前頃)に気温17℃以下が予想される場合には、15cm以上の深水管理を行い、不稔籾の発生を軽減します。冷害が起きやすい中山間・山間地域では、幼穂形成期の深水管理を積極的に実施しましょう。山間部等で水温が18℃以下と低い場合は被害を助長するので、水温の上昇を図る対策を行いましょう。
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