閉じる

掲載日: 2023年4月6日

ここから本文です。

米づくり技術情報No.1を発行しました

日本一の米づくりに向け健苗育成からスタート!
丁寧な種子予措、温度管理で良好な出芽揃いを確保!

 米づくり技術情報 No.1(PDF:388KB)

【気象の状況】

4月6日発表の東北地方の1か月予報では、向こう1か月(4月8日~5月7日)の気温は高く、降水量と日照時間はほぼ平年並みの見込みとなっています。また、2週間気温予報では、4月14日から平年よりかなり高い気温が続く見込みです。

 

当面の技術対策

適期に田植えができるようにスケジュールを立て、丁寧な種子予措、播種を行います。
気温が高くなる予報となっているので、浸種の際は、こまめに水温を確認し、種子袋の位置の入れ替えを行うなど、温度ムラが出ないよう丁寧な管理に努めましょう。また、出芽を揃えるため、育苗床は早めに準備し、地温を確保しましょう。
 

(1)浸種の水温は10℃以上15℃未満で!積算温度をしっかり確保!

これから種子予措の作業に入る場合は、種子消毒や浸漬開始時の水温が10℃を下回らないように注意しましょう。また、浸種の水温が15℃以上になると病害が発生しやすくなりますので、水温はこまめにチェックしましょう。積算水温120℃を目安に浸種を行い、吸水不足・吸水ムラがないようにしましょう。

(2)催芽は芽切れをしっかり確認!

催芽は、種籾の最適発芽温度(30~32℃)で概ね20時間を目安に行います。催芽を終える時は、ハト胸状態になっていることをしっかり確認しましょう。

(3)適切な播種量で健苗育成!

苗の種類別の播種量や出芽方法・育苗日数などを考慮し、適期に播種を行いましょう。また、「雪若丸」等の千籾重が重い品種を播種する時は、適切な播種量となるよう、播種機を必ず調整します。

気温が高くなる予報となっているので、各品種とも葉や葉鞘の伸びすぎに注意しましょう。葉齢が揃い、下葉まで葉色が濃く茎の太い丈夫な苗を育成しましょう。

(4)育苗床の地温確保と細やかな温度管理!

育苗ハウス等は早めに準備して、苗床を十分暖めてから苗箱を並べましょう。特に、無加温出芽の場合は、しっかりと苗床の地温を確保した上で苗箱を並べ、適切な被覆資材の使用と、きめ細かな温度管理で、良好な出芽揃いを確保しましょう。

お問い合わせ

農業技術環境課作物振興 

バナー広告