果樹カメムシ類の注意報発表!!
病害虫名
りんご、もも、なし、かき等 果樹カメムシ類
対象地域
県下全域
発生量
多い
注意報発表の根拠
- 予察灯におけるクサギカメムシの8月3半旬までの総誘殺数は、県予察圃場(寒河江市)が114頭(平年:22.9頭)、農業総合研究センター(山形市)では68頭(平年:23.7頭)と多く、8月に入ってから誘殺数が急増している。
- 8月前半の巡回調査(8月7~9日)の結果、西洋なしの被害果が見られ、ぶどうや日本なしの葉上で卵塊やふ化幼虫が確認されている。
- 向こう1か月の天候は、気温が高いと予報されており、果樹カメムシ類の活動が活発となり果実への加害が増加すると予想される。
防除対策
- 気温や湿度の高い日に果樹カメムシ類の園内への飛来や吸汁加害が多くなる傾向がある。園内をこまめに見回り、樹上の寄生や被害果の発生に注意する。
- 園内で成幼虫の寄生や卵塊、被害果が確認される場合は、速やかに捕殺や薬剤散布を行う。また、加害は収穫期まで長期間にわたるので、園内の見回りを継続する。
- 台風の通過後に、園内に多飛来する場合があるので注意する。
- 薬剤の選定に当たっては、「山形県病害虫防除基準」を参照し、果樹カメムシ類に効果のある剤で防除を実施する。なお、薬剤抵抗性出現を防止するため、同一系統の薬剤の連用を避ける。
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注意報第3号(りんご、もも、なし、かき等 果樹カメムシ類)(PDF:509KB)