令和5年度病害虫発生速報第8号（野菜・花き共通 ハスモンヨトウ・シロイチモジヨトウ・オオタバコガ）

ハスモンヨトウ・シロイチモジヨトウ・オオタバコガの飛来が急増！
速やかに圃場を見回り、初期防除の徹底を！

発生概況及び今後の予報

1. 9月1半旬から5半旬までのフェロモントラップにおける総誘殺数は、いずれの種でも多く、9月5半旬に誘殺数が急増している。
2. 県内全域で秋野菜を中心に、卵塊や若齢～老齢幼虫及び被害が確認されている。
3. 向こう1か月の気温は高いと予報されており、個体の増殖及び活動が活発になると推測され、被害の拡大が懸念される。

防除対策

1. これまで被害が見られていない圃場や薬剤防除を行った圃場でも被害が急増することがあるので、圃場をよく見回り、早期発見に努める。
2. ハスモンヨトウ、シロイチモジヨトウ、オオタバコガはいずれも広食性で、野菜、花き等、多くの作物を加害するため、周辺作物を含めてよく観察する。
3. ハスモンヨトウやシロイチモジヨトウの卵塊や幼虫の集団が見られる葉、オオタバコガの被害部位（果実、花蕾、新芽等）や被害残さは取り除き、適切に処分する。
4. 薬剤防除を行う場合は、幼虫の齢期が進むにつれ防除効果が低下するため、若齢幼虫期に、薬液が株全体に十分付着するようていねいに散布する。なお、薬剤防除に当たっては、各品目の収穫時期を考慮し農薬使用基準を厳守する。
5. 今後も台風や低気圧の通過に伴い多飛来することがあるので、発生動向に十分注意する。

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発生速報第8号（野菜・花き共通　ハスモンヨトウ・シロイチモジヨトウ・オオタバコガ）（PDF：202KB）