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掲載日: 2023年8月3日

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令和5年度病害虫発生速報第5号(果樹全般 果樹カメムシ類)

果樹カメムシ類の飛来数が増加しています。
被害果の発生に注意してください!

発生概況及び今後の予報

  1. 7月6半旬までの県予察圃場(寒河江市)の予察灯(100w高圧水銀灯)における総誘殺数は、クサギカメムシが14頭(平年:5.9頭)、チャバネアオカメムシは12頭(平年:10.6頭)といずれもやや多く、7月6半旬に急増している。
  2. 7月28日の調査でぶどうの被害果が確認されている。
  3. 向こう1か月の天候は、気温が高いと予報されており、果樹カメムシ類の活動が活発となり果実への加害が増加すると予想される。

防除対策

  1. 気温や湿度の高い日に果樹カメムシ類の園内への飛来や吸汁加害が多くなる傾向がある。特に、8月前半は越冬後成虫に加えて新成虫も発生して密度が高まるため、園内を十分に見回り、樹上の寄生や被害果の発生に注意する。
  2. 園内で成幼虫の寄生や卵塊、被害果が確認される場合は、速やかに捕殺や薬剤散布を行う。また、加害は収穫期まで長期間にわたるので、こまめに園内を見回る。
  3. 台風の通過後に、園内に多飛来する場合があるので注意する。
  4. 薬剤の選定に当たっては「山形県病害虫防除基準」を参照し、果樹カメムシ類に効果のある剤で防除を実施する。

↓pdfはこちらをクリック↓

発生速報第5号(果樹全般 果樹カメムシ類)(PDF:170KB)

お問い合わせ

病害虫防除所