穂いもちの注意報発表!!
病害虫名
いね 穂いもち
対象地域
県下全域
発生量
多い
注意報発表の根拠
- 7月後半の巡回調査(7月14~19日)の結果、葉いもちの発生確認地点率は26.2%(平年:13.8%)で高く、周辺発生圃場率は11.7%(平年:5.6%)とやや高く、県内全域で広く確認されている。特に、北村山地域、最上地域を中心に発病程度の高い圃場が確認されている。
- 7月18、19日の予察圃場における葉いもち調査('はえぬき':無防除)の結果、山形市と新庄市の発病株率は100%で高く、発病程度は高く、上位葉での発生が見られており、ズリコミ症状を呈する株も確認されている。また、鶴岡市では例年より早い時期から発病が確認されており、発病株率と発病度が急激に高まっている。
- 感染好適条件は7月に入ってから広域で連続して出現している。
- 向こう1か月の天候は、期間の前半は、平年と同様に曇りや雨の日が多いと予報されており、今後、上位葉での発生増加及び穂いもちの発生が懸念される。
防除対策
- 早急に圃場を見回り、葉いもちの発生が見られる圃場では、直ちに治療効果のある薬剤で防除を行う。
- 穂いもちの防除は、穂孕後期及び穂揃期の2回、適期を逃さず必ず実施する。
- 葉いもちの発生が多い圃場では、穂揃期散布の7日後にも防除を行う。
- 航空防除や無人航空機等による共同防除を計画しているところでも、葉いもちが発生している圃場では直ちに個人防除を実施する。
- 降雨が続く場合は、雨の合間を見て防除を行う。
- 薬剤耐性菌出現防止のため、同一成分の薬剤の連用は避ける。
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注意報第1号(いね 穂いもち)(PDF:602KB)