令和5年度病害虫発生速報第1号(もも せん孔細菌病)
せん孔細菌病の発病が増加しています!
園内を見回り、防除対策の徹底を!
発生概況及び今後の予報
- 巡回調査圃場(4地点)における葉での発生は、5月前半の調査では見られなかったものの、5月後半の調査から急激に増加している。
- 6月12日に行った特別巡回調査(村山管内:8地点)では、いずれも発病枝率が増加している。また、果実での発生も8地点全てで確認されている。
- 向こう1か月の天候は、気温が高く、平年と同様に曇りや雨の日が多いと予報されている。加えて、梅雨入りは6月11日ごろ(平年:6月12日ごろ)と発表されており、感染の機会が増加すると推察される。
防除対策
- 園内をこまめに見回り、発病枝は見つけしだいせん除する。なお、春先にせん除した枝でも再び発病している事例も見られるので、病斑部付近だけでなく、できるだけ基部からせん除する。
- 発病葉や発病果も二次伝染源になるので、見つけしだい摘み取り、適切に処分する。
- 例年、発生の多い園では、防風対策の徹底を図るとともに、薬剤散布後すみやかに袋かけを実施する。
- 発生が見られる園では、7月上旬まで約10日間隔で薬剤防除を行う。また、降雨が続く場合には、散布間隔があきすぎないように注意する。なお、品種ごとの収穫開始時期を考慮し、各薬剤の収穫前使用日数を厳守する。
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発生速報第1号(もも せん孔細菌病)(PDF:219KB)