令和3年度病害虫発生速報第3号(日本なし 黒星病)【病害虫防除所】

対象作物：日本なし

黒星病のりん片越冬量がやや多い！
発病部位の摘除、生育に合わせた防除の徹底を！

発生概況及び今後の予報

• (1) 前年の日本なし黒星病の発生量はやや多かった。
• (2) 地区予察圃場（酒田市）及び巡回調査圃場におけるりん片越冬量調査では、平均発病芽率はやや高い。
• (3) 向こう1か月の天候は、気温が高く、降水量は多いと予報されており、伝染源となる芽基部りん片や被害落葉からの胞子飛散時期も早まると推察される。

防除対策

• (1) 剪定枝や被害落葉を適切に処分し、園内の伝染源密度低下を図る。
• (2) 園内をこまめに見回り、発病部位は見つけしだい摘除し、適切に処分する。
• (3) 日本なしの生育状況をよく観察し、「発芽7日後」「開花直前」「落花直後」「落花10日後」の防除時期を失しないよう防除を行う。

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• 発生速報第3号(日本なし黒星病)（PDF：145KB）
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芽基部りん片の病斑及び展葉後の様子(りん片が容易に脱落しない)