斑点米カメムシ類の注意報発表!!
病害虫名
いね 斑点米カメムシ類
対象地域
県下全域
発生量
多い
注意報発表の根拠
- 8月前半巡回調査(8月4~5日)で実施した水田内におけるすくい取り調査(調査地点数:41か所)の結果、斑点米カメムシ類の発生確認地点率は39%(平年:29%)でやや高く、平均すくい取り虫数は2.1頭(平年:1.3頭)でやや多い。
- 特に、水田内雑草(イヌホタルイ、ノビエ)が残草している圃場において、斑点米カメムシ類の発生が多く確認されている。
- 向こう1か月の気温は高いと予報されており、水田内への飛来および加害活動が活発になると推測される。
防除対策
- 薬剤散布は穂揃期および穂揃期7~10日後の2回を基本とし、徹底する。
- 近年、8月後半以降の加害リスクが増加傾向にあるので、穂揃期7~10日後の薬剤散布(基本防除2回目)を実施後に水田内のすくい取り調査を行い、斑点米カメムシ類の発生が確認された場合は、基本防除2回目の防除から7~10日後に補完防除を実施する。
- 水田内にイヌホタルイ等のカヤツリグサ科雑草やノビエが多い圃場では、斑点米カメムシ類の発生が多くなるので防除を徹底する。
- 水田周辺の雑草対策は斑点米カメムシ類の水田侵入を助長するので、原則行わない。やむを得ず草刈りを実施する場合は、「山形県病害虫防除基準」を参照し、薬剤散布直前、または、対象薬剤散布後1週間以内に実施する。
- 収穫期が早まると予想されるため、薬剤の使用基準をよく確認し、収穫前使用日数を厳守する。
- 薬剤抵抗性出現を防止するため、同一系統の薬剤の連用を避ける。
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注意報第2号(いね 斑点米カメムシ類)(PDF:408KB)