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掲載日: 2023年6月19日

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雪若丸技術情報No.4を発行しました

ほ場をよく見て、茎数をしっかり確認!  1.茎数が少ない場合は茎数確保を急ぎましょう! 2.有効茎数を確保したほ場から遅れずに中干しを行いましょう!

 雪若丸技術情報No.4(PDF:579KB)

〇生育概況と技術対策

 「雪若丸」の6月19日現在の県全域の生育は、平年値に比べて草丈は長く、茎数は少なく、葉数は平年並み、葉色は濃い状況となっています。特に内陸では茎数が不足しているほ場が多くなっています。

(1)茎数確保が遅れているほ場は、浅水管理を継続して分げつ促進!

 2週間気温予報によると、今後は気温の高い日が多い見込みです。

 この機を逃さず、日中止水、夜間かんがいを徹底し、水深2~3cmの浅水管理で分げつを促しましょう。

 土壌の異常還元(ワキ)がみられた場合は、田干しや夜間落水を行い、根圏環境の改善を図ります。

 6月20日の茎数が300本/平方メートル以下、葉色40以下の場合は、窒素成分量1kg/10a程度を補完施用し、分げつを促進します。(施用した場合は、追肥量を減肥します)

(2)有効茎数を確保したほ場から遅れずに作溝・中干し!

 「雪若丸」は、6月中(8~9葉期まで)に有効茎数(560~580本/m2)を確保することが高品質・良食味米生産と適正籾数確保のポイントです。庄内地域では多くのほ場で有効茎数を確保している状況です。

 有効茎数を確保したほ場では、直ちに作溝・中干しを行いましょう。

(3)穂肥前の生育制御

 幼穂形成期(出穂25日前)まで葉色を40未満に低下させないことが管理のポイントです。

 6月30日の生育診断で穂肥をしっかり行える生育となるように、茎数や葉色をコントロールします。

 

 

お問い合わせ

農業技術環境課作物振興 

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