茎数確保は今が勝負の時期!浅水管理を徹底して分げつ促進!
米づくり技術情報 No.7(PDF:816KB)
今後の気象
5月29日発表(気象庁)の2週間予報によると、5月31日~6月1日は最高気温が30℃を超える一方、3日以降は気温が平年並みか、平年よりやや低く推移する見込みです。
生育概況
5月29日現在の試験研究機関における「はえぬき」の生育は、草丈が平年並み~やや短く、茎数は平年並み~少なく、葉数は平年並みになっています。移植が早かった地域では、茎数が平年より多くなっている圃場も見られます。
当面の技術対策
6月上旬は茎数を確保するための大変重要な時期です!浅水管理を行って、分げつを促進しましょう。
また、圃場に出かけて状況を確認し、早めの土壌異常還元(ワキ)対策を実施するなど、細かな栽培管理を行いましょう。
浅水管理で分げつ促進 ~深水厳禁!降雨後は要注意!~
- 分げつが進む時期です!茎数確保には、2~3cmの浅水管理が必須です!!
- 効率的な用水利用に努めつつ、日中止水、夜間かんがいを徹底して、水温・地温の上昇を図ります。
- 浅水で管理すると、気温以上に水温が高まって、水温の日較差が大きくなり、分げつが促進されます。
- 降雨後に深水になったままの圃場はNG! 速やかに水位を調整しましょう。
土壌の異常還元(ワキ)は早めの警戒・対策が必要
- 土壌の異常還元(ワキ)が見え始めています。ワキが発生している圃場では、根が傷んでイネの養分吸収が阻害され、分げつしません!
- 圃場に足を踏み入れた際に気泡が多く発生したり、葉色が淡いままとなっている場合は、速やかに水交換を行います。
- ワキの程度が強い場合は、田干しや夜間落水を行い、根圏環境の改善を図って、茎数を確保しましょう。
雑草防除 ~残草対策は遅れずに~
- 除草剤の処理後も本田内をよく観察し、残草が見られる場合は、雑草の種類や葉数に応じた剤を選択し、登録内容を確認したうえで処理します。
- 水田内に残草したイヌホタルイやノビエは斑点米カメムシ類の産卵場所にもなるので、除草対策を徹底しましょう。
病害虫防除 ~カメムシ類の生息密度低減、取り置き苗の処分~
- 県病害虫防除所が5月27日に発表した発生予察情報によると、斑点米カメムシ類の発生は平年より「やや多い」とされています。
- 日頃から畦畔や農道等の除草を徹底し、斑点米カメムシ類の生息密度の低減に努めましょう。
- また、水田に放置された取り置き苗は、葉いもちの伝染源になります。取り置き苗は直ちに処分しましょう。
農作業事故と熱中症に十分注意してください!
休憩をまめにとり、水分補給を行いながら、無理のない作業を!