令和7年度病害虫発生速報第2号(おうとう 灰星病)
灰星病の発生が広く見られています。
早急に園内を見回り、発病した花や幼果の摘み取りと防除を徹底してください。
発生概況及び今後の予報
- 県予察圃場における5月1半旬の発病花そう率は1.5%(平年:0.1%)であった。
- 5月1日の特別巡回調査では、灰星病による花腐れが8地点中3地点で確認された。また、5月7日の調査でも同地点で花腐れ症状が確認されている。
- 開花期間中の降雨日数は平年よりやや多く推移しており、花腐れの多発が懸念される。
- 向こう1ヶ月の天候は、気温が平年並から高い、降水量は平年並から多いと予報されている。
防除対策
- 花腐れや幼果腐れは熟果への伝染源となるので、園内をよく見回り、早期発見に努める。
- 灰星病の発生が見られる園では、発病した花や幼果は見つけ次第摘み取り、適切に処分し、直ちに薬剤散布を実施する。
- 灰星病の発生が見られない園でも、薬剤散布に当たっては10日を目安に散布間隔があかないよう注意し、果実に十分付着するようていねいに散布する。なお、幼果腐れが確認された場合は、追加防除を実施する。
- 薬剤によって果実が汚れることがあるため、薬剤の選定や使用時期に注意する。
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発生速報第2号(おうとう 灰星病)(PDF:417KB)