斑点米カメムシ類の注意報発表!!
病害虫名
いね 斑点米カメムシ類
対象地域
県下全域
発生量
多い
注意報発表の根拠
- 特別巡回調査(6月26~28日)で実施した畦畔・農道等におけるすくい取り調査(調査地点数:41か所)の結果、斑点米カメムシ類の発生確認地点率は98%、平均すくい取り虫数は38.5頭で、6月後半(6月17~18日)の巡回調査時(74%、10.8頭)から急激に増加している。
- 畦畔・農道等において、イネ科雑草が繁茂しているところで多くすくい取られ、100頭を超えるところが5地点(12%)見られている。
- 水田内におけるすくい取り調査の結果、斑点米カメムシ類の発生確認地点率は63%で、6月後半の巡回調査時(26%)から増加している。
- 向こう1か月の気温は高いと予報されており、斑点米カメムシ類の水田内への飛来や加害活動が活発になると推測される。
防除対策
- 畦畔、農道、休耕田等で現在雑草が繁茂しているところでは、速やかに除草を行う。
- 出穂2週間前頃(7月中旬頃)までに畦畔、農道、休耕田等の除草を徹底し、生息場所での密度低減を図る。なお、刈り取った草は放置せずに搬出する。
- アカスジカスミカメ、アカヒゲホソミドリカスミカメは移動性が高いことから、地域ぐるみで一斉に除草を行い、地域全体の密度低減を図る。
- 休耕田等で雑草が繁茂しているところでは、耕うんによる除草も効果が高い。
- 出穂期前後の草刈りは、斑点米カメムシ類の水田侵入を促し、斑点米の発生を多くしやすいので原則行わない。やむをえず草刈りを行う場合は、水田の薬剤防除計画に合わせて実施する。
- 水田内にイヌホタルイ等のカヤツリグサ科雑草やノビエが多い圃場では、斑点米カメムシ類の水田内での発生が多くなるので除草を徹底する。
- 穂揃期および穂揃期7~10日後の2回の基本防除を徹底する。なお、出穂期が早まると予想されているので、圃場の出穂状況をよく確認し、適期に防除する。
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注意報第2号(いね 斑点米カメムシ類)(PDF:444KB)