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掲載日: 2008年7月23日

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大豆におけるジャガイモヒゲナガアブラムシの発生時期と被害【病害虫防除所】

(病害虫防除技術情報No.2)

大豆に寄生するジャガイモヒゲナガアブラムシの寄生密度が急激に増加するのは、7月下旬~8月末頃である。この期間に定期的な調査を行い、多発生が予想される場合は早急に防除する。

  1. 本種は体長約2.5mm淡緑色で触角が体長より長く、葉に鮮明な黄色の斑点となる吸汁痕をつくる。ダイズでは下位、中位葉から寄生密度が増加し、次第に上位葉へ拡大する。
  2. 多発生地の事例で、中位葉の小葉当たり寄生密度が30~50頭に達すると、薬剤散布を行っても十分な防除効果がみられず落葉する場合があったことから、そのような密度に達する前に防除が必要である。
  3. 寄生密度と寄生葉率の間には、密接な関係が認められ、小葉当たり寄生密度5頭で寄生葉率約70%、10頭で約85%、20頭でほぼ100%に達する。
  4. 本種は、短期間に爆発的に増加するので、7月下旬~8月末頃まで定期的に調査を行い、多発生が予想される場合は早急に防除する。

※図表等の詳細は、下記の添付PDFファイルをご覧ください。(ご覧いただけない場合は、「対象をファイルに保存」してお試しください)

病害虫防除技術情報(No.2)(PDF:337KB)

お問い合わせ

病害虫防除所

電話番号/(本所)023-644-4241(庄内支所)0235-78-3115