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宿根草であるりんどうは、春に1株から多くの茎が出ます。それを間引いて、切り花が長く、花の段数が多くなるように仕立てます。従来は、1株当たり7本程度に仕立てていますが、それを、10本に仕立てることで、切り花の長さが短くなるものの、収穫本数を増やせる「10本仕立て栽培」を紹介します。
まず、仕立て方は、草丈が20~30㎝の時期に、1株当たり10本を残して、他を間引きます。
次に、収穫方法です。従来は、長い切り花にするために地際付近から収穫し、また、翌年に向けた株作りのため、一株あたり2本を収穫せずに茎を残していました。対して、10本仕立て栽培では、茎を30cm残して、全ての茎を収穫します。茎を長く残すことで、切り花は短くなりますが、全ての茎を収穫しても、残った葉が株作りに必要な光合成を行います。
10本仕立て栽培すると、切り花が50~60cmと短く、花が3段程度になる商品が増えます。りんどうは、お盆やお彼岸に欠かせない花であり、この時期は墓前(用の花束加工向けの短い規格の需要があります。「10本仕立て栽培」は、切り花が短いため墓前用に最適です。この仕立て方法を取り入れてみてはいかがでしょうか。