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山形県における昨年の水稲直播栽培面積は、2,644haで、そのうちの約7割が、鉄粉をコーティングした種籾を播種する「鉄コーティング直播栽培」となっています。
「鉄コーティング直播栽培」では代かきした水田に播種しますが、種籾が土の中に潜ってしまうと発芽しにくくなるので、圃場の均平に注意し、代かき後に土を落ち着かせた状態で土壌表面に播種することがポイントです。土壌の硬さの目安は、1mの高さからゴルフボールを落として、土中にボールが1cmから半分が埋まる程度です。
種籾は塩水選と種子消毒の後、12℃から15℃の水に4日から5日間漬けたあと水を切り、鉄粉をコーティングします。コーティング後は鉄が酸化して発熱するので、発芽率が低下しないよう薄く広げる等、放熱しながら乾燥します。播種前には、種籾の発芽率を確認してから播種しましょう。
直播栽培は苗立ち本数が収穫量に大きく影響します。播種時期や圃場の状態、気象情報等を十分検討して適期に播種し、目標とする1平方メートル当たり100本以上の苗立ち数をしっかり確保しましょう。