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大豆の仕上げ乾燥と選別調製

収穫した大豆は、子実表面の水分が蒸発し易い反面、中心部分の水分は、表面に移動しにくい特徴があります。このため、大豆を急激に乾燥すると、表皮が裂けたり、シワになったりして品質が低下します。
このため、大豆を循環式乾燥機などで加温して乾燥する場合、送風温度は、外気温より10℃高い温度を目安に、最高でも30℃までとします。
また、品質の高い大豆に仕上げるためには、選別調製作業も重要です。比重や粒径によって仕分けする選別機や、着色した大豆を仕分けする色彩選別機、子実の汚れを軽減する大豆クリーナーなどを有効に活用しましょう。
加工業者など実需者からは、県産大豆の高品質安定生産が強く求められています。他県や外国産の大豆に負けない産地となるよう、適正な乾燥と丁寧な選別調製を行い、市場性の高い高品質な大豆に仕上げましょう。

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