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ぶどうの剪定

ぶどうの剪定は、樹の勢いや種枝の充実程度、枝の混み具合をよく観察してから始めます。隣同士の樹の枝が重なってきたら、樹の優先順位を決めて、永久樹の生育を妨げる樹は、縮伐や間伐を行いましょう。
「デラウェア」などの種なし長梢栽培では、やや強めの枝に品質の良い果実がなるため、枝の間引きや切り返しを組み合わせながら樹勢を保ち、充実が良い種枝を揃えるように剪定します。種枝は5芽~7芽残して切るのが目安ですが、残す芽数は枝の強さによって加減し、強い枝は芽数を多く残します。樹勢が弱く、種枝の充実が悪い場合は、切り返し主体の剪定を行い、種枝の芽数を少なめにします。その分、残す枝数を多めにして、全体の芽数を確保しましょう。
「シャインマスカット」などの短梢栽培では、2芽剪定を基本にし、充実が良い母枝を芽座当たり1本~2本残します。樹が古くなると母枝が主枝から離れやすくなるため、できるだけ基部の枝に切り戻すようにしましょう。ただし、冬期の凍害が心配される場合は、秋に3芽~4芽程度残して剪定し、3月中旬頃に2芽に切り戻すようにしましょう。

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