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さくらんぼの品種構成を見直そう

令和7年は、開花期の強風や降雨、低温のため、さくらんぼの主力品種「佐藤錦」の結実が少なくなりました。また、近年はさくらんぼの収穫期に高温となることが多く、品質が不安定になっていることも課題です。収量や品質を確保して経営を安定させるため、さくらんぼ園地の品種構成を見直しましょう。
「佐藤錦」の結実を安定させるには、受粉樹の導入が重要になります。アンケート調査の結果、今年も平年並の着果量が得られた園地では、受粉樹の割合が4割から5割と高く、概ね5品種以上が植えられていました。結実の安定のため、計画的に複数の品種を導入しましょう。
特に、収穫期の高温も考慮して、高温になる前に収穫できる早生品種や、着色が良く果肉が硬い「紅秀峰」や「やまがた紅王」の導入が効果的です。
県では、苗木の購入助成を通して、「佐藤錦」から他品種への転換を支援しています。支援の内容や補助金の申請については、最寄りの農業技術普及課やJA、苗木販売業者等にお問い合わせください。

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