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小麦の播種時期は、生育や収量に大きく影響するため適期内に播種することが重要です。県内における小麦の播種適期は、9月下旬から10月上旬です。
播種が早すぎると、根雪前の生育が旺盛になりすぎて、雪腐病の発生が多くなります。逆に、遅すぎると分げつの発生が少なくなり、穂数が不足して収量が減少します。遅くとも10月10日までに播種を終わらせましょう。
播種方法は、生育や収量が安定するドリル播きがおすすめです。ドリル播きは、播種の深さが安定するため、出芽が揃って生育ムラが少なく、収量・品質が向上します。播種量は10a当たり10~12kgを目安とします。やむを得ず、播種が遅れる場合は、茎数を確保するため播種量を20%ほど増やしましょう。
また、小麦の収量を高めるには、土づくりも重要です。たい肥や土壌改良剤を施用し、健全で旺盛な生育となるように努めましょう。