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水稲の斑点米カメムシ類といもち病の防除対策

水稲は早生品種から順に出穂期を迎えています。この時期は、米の収量や品質を低下させる「斑点米カメムシ類」と「いもち病」の重要な防除時期になります。
今年は、水田周辺の畦畔や農道の雑草で「斑点米カメムシ類」の発生が多く、注意報が発表されています。出穂後の対策は、水田内に飛来するカメムシ類に対する薬剤散布です。基本となる防除時期は一回目が穂揃期、二回目が穂揃期の7日~10日後です。また、その後も発生が多い場合には追加の防除を行います。品種や生育状況に合わせて適期に薬剤を散布しましょう。
葉で「いもち病」の発生が見られている圃場があります。上位の葉に病斑があると穂に感染しやすくなるので、圃場をよく観察し、葉いもちの発生が見られる圃場では治療効果のある薬剤で防除を行いましょう。また、発生が多い圃場では、穂揃期散布の7日後にも防除を実施しましょう。
なお、農薬の使用に当たっては、使用基準や注意事項を守るとともに、周辺の圃場や住宅地等へ飛散しないよう注意しましょう。

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