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農作業中の熱中症予防

陽射しが強く、一年で最も暑くなる時期を迎えました。農作業中の熱中症は近年増加傾向にあり、令和6年度に救急搬送された人数は全国で2,322人となりました。熱中症を予防し元気に農作業を行うために、次の三つのことを心がけましょう。
一つ目は、こまめに水分・塩分補給をとることです。汗をかくと体内の水分だけでなく、塩分も失われます。のどが渇いていなくても、20分おきに水分補給をするとともに、塩分も補給しましょう。
二つ目は、単独での作業を避けることです。なるべく2人以上で作業し、時間を決めて声をかけあったり、異常がないか確認し合ったりしましょう。
三つ目は、熱中症対策アイテムの活用です。ファン付きのウェアやネッククーラーを着用することで、体温の上昇を抑制できます。また、ヘルメットや帽子は通気性のあるものや熱を逃がしやすい素材のものを選び、頭部に熱がこもらないようにしましょう。
もしも、立ちくらみや脱力感等の熱中症の症状を感じたら、すぐに作業を中断し、応急処置を実施することが大切です。涼しい環境へ避難し、衣服をゆるめて体を冷やし、水分・塩分を補給しましょう。それでも症状が改善しない場合は、医療機関で診療を受けましょう。

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