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果樹の仕上げ摘果と高温対策を考慮した新梢管理

7月は、りんごや西洋なし、もも、かきで、最終的な着果量に調整する仕上げ摘果の時期です。
りんごや西洋なしでは、着果が多い部分を手直しするとともに、サビ果や奇形果、傷果を摘果します。ももでは、肥大の悪い果実に加え、果形が左右対称となっている双胚果、果実の内部が割れる核割れ果を摘果します。
かきでは、L級以上の大玉で食味の良い果実を作るため、8月上旬までに、20枚から25枚の葉に1果を残す程度に調整します。
また、この時期は、果樹全般に枝や葉が茂り、農薬が付着しにくいため、樹の幹回りや主枝の分岐部を中心に徒長枝を切除します。
今年の夏も高温の予報となっています。徒長枝の切り過ぎは、樹や果実の日焼けの発生を助長する場合があります。そのため、主枝の背面に発生した中程度の強さの徒長枝は、概ね30cm程度の間隔で残すようにしましょう。
また、高温時にはハダニ類の発生が多くなるため、自園地の発生をこまめに確認し、適期防除に努めましょう。

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