閉じる

ホーム > 農業一口メモ > 「つや姫」の生育診断に基づく穂肥の実施

ここから本文です。

「つや姫」の生育診断に基づく穂肥の実施

今日は、水稲「つや姫」の、生育診断と穂肥の実施についてのポイントを紹介します。
まず、適正な籾数(もみすう)となるよう生育を制御することが大切です。このため、籾数の目安を、1㎡当たり31,000粒程度とし、7月10日頃の生育診断で、生育量に応じた穂肥を実施しましょう。
1㎡当たりの茎の数が600本以下で、葉緑素計で測定した葉色が39未満の場合の穂肥の量の目安は、基本どおりに出穂30日~25日前に10a当たり窒素成分で1.5kg施用します。同様に茎の数が600~650本とやや過剰な場合や、葉色が39~41とやや濃い場合は、減肥して、窒素成分で1kgを施用します。茎数が650本以上、または葉色が41を超えているような過剰な生育の場合は、出穂25日前までに適正葉色の36~37に低下したことを確認して、窒素成分で1kgを施用します。もし、葉色が低下しない場合は穂肥を控えます。
最高な品質でおいしい「つや姫」を生産するために、しっかり生育診断を行い、適期に適正な穂肥を行うことがとても重要です。

農業一口メモ一覧へ

バナー広告