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梅雨の時期における農作物の病気の防除

 梅雨の時期は、カビや細菌による病気が発生しやすい時期です。雨の日が続くと病原菌が増えやすく、病気が多発する恐れがあるので、ポイントをおさえた防除を行うことが大切です。
 また、梅雨の時期は、さくらんぼ灰星病、ももせん孔細菌病、りんご黒星病、西洋なし輪紋病、すいか炭そ病、ねぎ軟腐病など、直接減収につながる病気や、きゅうり褐斑病やべと病など、葉に発病して生育に悪影響を及ぼす病気が発生しやすくなります。圃場をよく観察して早期発見・早期防除に努めましょう。
 なお、この時期は、連続した降雨により病原菌が短期間に増えやすい上、適期に防除できずに病気がまん延してしまうことがあります。防除予定日に雨が予想されている場合は、予定を前倒して降雨前に防除を実施します。また、雨が続く場合は、防除間隔を短くしたり、雨の合間を見て防除したりすることで病気の蔓延を防止します。
 梅雨期の病気の防除は、その年の収量や品質を大きく左右します。天気予報をしっかりと確認し、柔軟に対応しながら適期に防除を実施しましょう。

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