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今年のさくらんぼは、先週からの高温の影響で、生育が平年よりも2日程度早まり、現在、主力品種「佐藤錦」の収穫期を迎えています。
収穫に当たっては、成熟が早い樹や、樹の上部の枝から順次、作業を進めます。また、今年は果実の熟度のバラつきが大きいため、すぐりもぎを実施し、収穫が遅れないように計画的に作業を進めましょう。
収穫作業は、果実の鮮度を保つため、朝の涼しい時間帯に行い、収穫後はできるだけ早く涼しい場所に移します。また、果実が傷まないように、収穫籠の内側やコンテナに布やウレタンを敷き、選果台に移す時も丁寧に作業しましょう。
「S」玉や、着色が50%未満の果実は、生食用さくらんぼとして出荷できません。「M」玉以上で大きさを揃え、等級ごとの着色基準を遵守して、しっかりと選果します。
生産者一人ひとりが、適期収穫と厳選出荷を心がけることが大切です。今年も美味しい山形のさくらんぼを消費者の皆さんに届けましょう。