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果菜類の育苗管理

 この時期の果菜類の育苗は、生育ステージに合わせた、きめ細かな管理が必要です。今日は、健全な苗づくりのための3つのポイントを紹介します。
 1つ目は換気による温度管理です。日の出が早まり、7時頃からハウスやトンネル内の気温が上がりやすくなるので、被覆資材を部分的に開放し、日中の天気をみながら換気幅を調整し、適切な温度管理に努めましょう。
 2つ目は灌水です。灌水は晴天日の朝に行い、夕方までに土の表面が乾く程度が適正な量となります。灌水量が多いと、苗が軟弱になるため注意が必要です。なお、培養土の種類によって保水性が異なるので、特性に応じて加減しましょう。
 3つ目は生育の調整です。生育がばらついた場合は、生育の揃い具合に応じてグループに分け、それぞれ温度や灌水の管理を変えます。定植作業が遅れる場合は、液肥を施用し苗の老化を抑え、管理温度を低くして生育を抑制するなど、よりこまめな管理に努めましょう。

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