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近年、農家の高齢化や担い手不足が進んで十分な労働力が確保できないために、中山間地域を中心に水田や畑地の耕作放棄地が増加しています。このような耕作放棄地を有効活用でき、省力的で比較的導入しやすい作物の一つとして、わらびがあります。
わらびは、これまでも中山間地域の有望な山菜品目として、植え付けが進められてきました。しかし、これまでの根を植え付けるやり方では、雑草と競合して負けることが多く、なかなか定着しませんでした。
そこで、県では、ポット苗を育成し、適期に植え付けることで、雑草に負けることなく、株を定着させる、新しい技術を開発しました。この技術を活用することで、ポット苗の定植から3年で圃場全面を覆う成園にすることができます。
技術の詳しい内容については、最寄りの農業技術普及課にお問い合わせください。