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県産米「つや姫」は、高い品質と際立つおいしさを維持するため、作付けに厳しい基準を設定し、これを守るために生産者や関係機関が連携して取り組んできました。その結果、全国トップブランドとして認知され、高い評価を得ています。引き続き最高の「つや姫」を生産していくため、栽培のポイントを再確認しましょう。
まず、栽培マニュアルで示されている栽培適地で、かつ、条件の良い圃場に作付けします。また、気象変動に対応するためにも、土壌改良資材の散布や稲わらの腐熟促進、作土層の拡大等、総合的な土づくりに取り組みましょう。次に、健苗育成です。葉が伸びすぎず、葉齢が揃い、下葉まで葉色が濃く、茎が太い苗に仕上げ、適期に移植します。細やかに水管理を行って初期生育量を確保し、その後は、生育診断に基づいた適期・適量の穂肥を行います。適正な籾数を確保し、登熟を高めることが、良食味米生産に欠かせません。
春作業が本格化する前に、余裕を持った栽培計画を立て、みんなで高価格帯のブランド米を生産するという高い意識を持ち、万全の体制で「つや姫」の栽培をスタートさせましょう。