閉じる

ホーム > 農業一口メモ > そばの播種

ここから本文です。

そばの播種

 そばの播種時期が近づいてきました。
 そば栽培では、圃場の排水対策と適期播種が安定生産の最大のポイントになります。
 そばは湿害に非常に弱い作物です。播種直後に雨が多いと出芽に影響を及ぼし生育不足となりますので、排水対策をしっかり行いましょう。播種時期の目安は、山間部は7月下旬、中山間部は7月下旬~8月上旬、平坦部は8月上旬です。播種が早すぎると過繁茂になり、倒伏による収量低下を招きます。反対に、播種が遅すぎると生育量が不足するため収量が低下しますので、適期に播種しましょう。
 播種方法は、すじ播きと、ばら播きの2通りがあります。すじ播きは、播種の深さが一定になるため、出芽が良好で、倒伏も少なく、生育や収量が安定します。播種量は10a当たり5~6kgで、1㎡当たり苗立本数が150本前後となるように、そばの粒の大きさによって播種量を調整します。ばら播きは、すじ播きより簡便ですが、出芽が不安定になりやすいので播種量を2割程度多くして苗立本数を確保します。
 良質なそばの生産に努め、山形そばのファンの期待に応えていきましょう。

農業一口メモ一覧へ

バナー広告